劇団「ヨーロッパ企画」作品第2弾がU-NEXTで配信開始。代表・上田誠氏も期待
18 December 2018
News Release

劇団「ヨーロッパ企画」作品第2弾がU-NEXTで配信開始。代表・上田誠氏も期待

U-NEXTでは、結成20周年を迎える京都の劇団「ヨーロッパ企画」の舞台『曲がれ!スプーン』『あんなに優しかったゴーレム』など4作品を、本日より新たに配信開始いたします。

代表・上田誠氏からのコメントも到着。人気劇団「ヨーロッパ企画」作品がさらに充実

「ヨーロッパ企画」は定期的な本公演に加え、イベント企画や映像制作も行うなど多岐にわたって活躍している劇団です。昨年は演劇界の芥川賞と呼ばれる「岸田國士戯曲賞」を受賞、代表の上田誠氏はアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』で脚本を担当したことでも、注目を集めています。

U-NEXTでは、10月31日よりデジタル初配信を開始した『サマータイムマシン・ブルース 2005』『月とスイートスポット』などに続いて、本日より、新たに4作品を配信いたします。

舞台を収録した『曲がれ!スプーン』『あんなに優しかったゴーレム」のほか、映画『マスマティックな夕暮れ』は11月10日に放送されたばかりの「世にも奇妙な物語 '18秋の特別編」にて、玉城ティナさん主演でドラマ化された注目作です。また『黄金』は、映画やTVドラマでも活躍する俳優・永野宗典氏がクリエイターとして手掛けた短編クレイアニメで、「第1回デジタルショートアワード」総合グランプリを受賞。審査員のいとうせいこうさん、映画監督の三木聡さんにも高く評価された作品です。

映画界、ドラマ界から注目を集めている「ヨーロッパ企画」が生み出した作品を、ぜひU-NEXTでお楽しみください。

「ヨーロッパ企画」関連作品はこちら

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今後も「ヨーロッパ企画」作品の配信をとおして、「ヨーロッパ企画」のファンの方はもちろん、演劇に興味を持たれているお客様まで幅広くお届けしてまいります。楽しみにお待ちください。

<作品概要>

『曲がれ!スプーン』

【配信日】2018年12月18日(火)
【配信形態】見放題

<STORY>
2009年に長澤まさみ主演で映画化された同名作の原作となった舞台を収録。クリスマスイブ。町外れの、うら寂れた喫茶店「カフェ・ド・念力」に、さまざまな超能力を持ったエスパーたちが集まってきた。普段は能力を隠して暮らしている彼らが、初めてその“力”を披露しあおうとする。しかし超常現象番組のAD・桜井がやってきて…。

<上田氏コメント>

ヨーロッパ企画の初期の代表作、の、再々々演です。長澤まさみさん主演の映画版も合わせてご覧いただけると、ぜんぜん感じ違うじゃん、となって楽しんでいただけるかと思います。ポップでスイートな映画版に、仇でもとるかのように舞台版はビターな感じです。逆にいうと、こんなに男だらけでワンシチュエーション一幕勝負の汗臭い舞台を、本広監督はよくもあんなにファンタジックな映画に仕上げてくださったものだなあ、という。監督に、「主役をADの女の子にしましょう」といわれて最初は驚きましたが「なるほど!」と思いました。舞台版ではぜんぜん中盤あたりに出てくる役なんです。映画と舞台のリンクもあります。見比べてくださいぜひ。

『あんなに優しかったゴーレム』

【配信日】2018年12月18日(火)
【配信形態】見放題

<STORY>
架空の存在を信じている町で、外部の人間がその存在を受け入れていくまでを描いたコメディ舞台。ある新人投手の取材をするため、彼が生まれた地元にやってきたテレビクルー。その町は不思議なことに、架空の存在であるゴーレムが日常に紛れ込んでいた。興味を持ったテレビクルーは、投手そっちのけでゴーレムについて調べ始め…。

<上田氏コメント>

特別思い出深く、気に入っている作品です。サイコスリラーとファンタジーが、ルビンの壺みたく図と地が反転するような、ヨーロッパ企画版「藪の中」とでもいいましょうか。映画「曲がれ!スプーン」(の脚本)を書いているときに、森達也さんの「職業欄はエスパー」という本を読んで、それまでエスパーとかUFOのコンタクティのことを、本物か嘘つきかどっちなんだろう、とかって思っていたんですけど、ことはそんなに単純じゃないんだな、と目から鱗で、そこからこの話を書きました。あとは当時、劇団の中がちょっとギクシャクしていたことがあり、そういえば僕たちの歩いてきた過去って、ほんとにおんなじ過去なんだろうか、みたいに疲れた頭で考えていたことを、もうまんま劇にしています。けど優しい話になって、公演成果もとてもよく、劇に癒されたなあ、と。

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