ドラマ化で話題『照子と瑠衣』の著者で、短編の名手・井上荒野の"劇薬"小説集『私たちが轢かなかった鹿』が6月20日発売
ドラマ化で話題『照子と瑠衣』の著者で、短編の名手・井上荒野の"劇薬"小説集『私たちが轢かなかった鹿』が6月20日発売
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2025/06/20
ニュースリリース

ドラマ化で話題『照子と瑠衣』の著者で、短編の名手・井上荒野の"劇薬"小説集『私たちが轢かなかった鹿』が6月20日発売

U-NEXTは、映画化で話題となった『あちらにいる鬼』、間もなく連続ドラマがスタートする『照子と瑠衣』を贈り出した直木賞作家・井上荒野の短編集『私たちが轢かなかった鹿』を、6月20日(金)より全国の書店にて発売いたします。

今回の短編集を貫くテーマは「ずれ」。同じ日、同じ時間、同じ出来事を2人の当事者の視点から描いたとき、相手には告げない隠れた内面が見えてきます。表題作を含む5つの短編はいずれも、U-NEXTオリジナル書籍として発表した物語で、それらを1冊の本にまとめ発売いたします。

また、カバー写真には、グッチやプラダなど高級メゾンとも仕事をするアメリカの写真家、Suzanne Saroff氏の作品を使用しています。美しくも、グロテスクさも内包する写真は、著者の描く小説世界とも重なります。

井上荒野『私たちが轢かなかった鹿』

https://video.unext.jp/book/title/BSD0000673623/BID0002175327

《収録作》

彼女は私の親友で、私の男の母親……「私たちが轢かなかった鹿」

身ごもりたい女と、身ごもることを許されなかった女……「不幸の****」

不治の病を宣告された夫の心配と妻の気遣いの掛け違い……「犬の名前」

頭かペニスか――家出した娘と愛人との間で揺れる男の天秤……「つまらない掛け時計」

大雪の日、老作家と元担当兼愛人が住む古民家へ迷い人が……「小説みたいなことは起こらない」


井上荒野

https://video.unext.jp/browse/credit/PER0192163/PRN0200713/book

1961年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』で直木賞、2011年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、2016年『赤へ』で柴田錬三郎賞、2018年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞を受賞。他の作品に『もう切るわ』『ひどい感じ 父・井上光晴』『夜を着る』『リストランテ アモーレ』『あちらにいる鬼』『あたしたち、海へ』『そこにはいない男たちについて』『百合中毒』『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』『小説家の一日』『僕の女を探しているんだ』『照子と瑠衣』『猛獣ども』『しずかなパレード』などがある。


書誌情報

書名:私たちが轢かなかった鹿

著者:井上荒野

仕様:四六判/並製/232ページ

発売⽇:2025年6⽉20日

税込定価:1,980円(本体1,800円)

ISBN:978-4-911106-55-1

写真:Suzanne Saroff

装丁:albireo



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